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埼玉県民の日って?

埼玉県民の日(埼玉県ホームページより)

明治4年に廃藩置県が行われ、「県」の統廃合があり、11月14日(旧暦)に「埼玉県」が誕生しました。

生まれたばかりの埼玉県は今と違って、荒川より東の地域でした。荒川の西が入間県で、明治6年に群馬県と合併して熊谷県に。そして、明治9年、埼玉県と旧入間県が合併して、今の埼玉県とほぼ同じ形になったのです。当時の資料によると、人口は896,107人でした。

昭和46年、それからちょうど100年目に当たるのを記念して、11月14日を「県民の日」としました。

県内では、毎年この日を中心にいろいろなイベントが開催されます。
 

そこで私たちは
『11・14県民の日を子どもの文化の日に』を掲げて…

 県内の公立学校や幼稚園がお休みになるこの日、子どもたちが小さかった頃は埼玉県民様ご優待(確か千葉県も同じ日だったような…)となったDランドに、私もいそいそと出かけたものでした。結構混むんですよね…ご近所の方にもばったり会ったりして…今思えば懐かしい思い出?です。あれから10年以上、いや20年近く…あの頃は「かぶくちゃんVSミッキー○ウス」というキャッチコピーを、自分が書くようになるとは想像もしていませんでしたが…。

 特定非営利活動法人子ども劇場おやこ劇場埼玉センターで(以下埼玉センター)、県民の日を子どもの文化の日にしようという話が持ち上がったのは、4年前(2007年)の春だったでしょうか。子ども会でどこかのホテルに昼食会に出かけるのにバスがわざわざ迎えに来てくれるとか、来られない子にはお菓子の袋が配られるとか…という話を耳にした県内おやこ劇場の事務局長が、ポロっと言った「他に(お金の)使い道はないのかなーたとえば生の舞台を観るとかさー」の一言がきっかけでした。

 毎年11月14日学校がお休みになる県民の日に、子どもたちが歩いていける範囲の近場(生活圏)で、舞台鑑賞をしたりあそびの活動を楽しんだりできればいいのに…「じゃあ私たちでやろう!」ととんとん拍子に話が進み、その年(2007年)の秋にはプレ企画として10劇場で舞台鑑賞(鑑賞例会を公開したり地域公演を行ったり)や子どもの活動を実施しました。これが県民の日企画の始まりです。

 子ども劇場おやこ劇場の他の都県組織に比べ集まる機会が多くいい意味で?ノリの良い埼玉の劇場は、これまでも思い立っていきなり長野の地域公演を視察(2005年11月、2006年4月)したり、「500人とダンス」と称して『キナコちゃんとダンス』(人形芝居 ひつじのカンパニー)の公演で仲間増やしを協働したり(2006年4月~7月)、一昨年から今年にかけては「埼玉☆くわきゃんプロジェクト」で劇団(くわえ・ぱぺっとステージとCAN青芸)と共に新作(『いっとうしょう!』)づくりに取り組んだり、と様々な冒険?を共にしてきた結束の高い仲間たちです(現在団体正会員として12の劇場が加入)。県民の日企画もプレ企画の翌年(2008年)には全劇場が参加して共通のパンフレットを作成、2009年からは「こどもライブフェスタ」として共通リーフレットやポスターを作成して、それぞれの取組を進めてきました。プレ企画から4年目の昨年「こどもライブフェスタ 2010」には演劇や音楽や芸能作品の鑑賞で8企画、ダンスやクラウンのワークショップ・まち探検・忍者修行・こどものまち・表現活動の発表など子どもの活動で9企画がラインナップ、県民の日を中心に埼玉の秋を彩りました。

(byかぶくちゃんママ)

演劇と教育no.633 2011年4月号より抜粋

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